思考でメンタル改善

破産者マップが炎上、閉鎖されましたね

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破産者情報をグーグルマップに落とし込む「破産者マップ」

自己破産した人が赤裸々に名前と住所を晒される「破産者マップ」が話題になり、一瞬で閉鎖されました。

自己破産というのは国の制度であり、借金を返済する義務を免除されるかわりに土地や高級品などは処分されるという、背に腹はかえられない人向けの最後の手段です。

当事者にとって自己破産は隠したい出来事であり、自己破産をする前には、周囲の人に知られるか不安だと弁護士に相談する人も多いと聞きます。

実際、自己破産をした人がつけない職業があったり、クレジットカードや借り入れができない「金融ブラック」になってしまうなど、自業自得とは言え不利益を被ることもあり、軽く捉えられることではありません。

そういう人生での大きな躓きを白日のもとに曝け出そうという人がいたのですから、驚いたものです。

 

話題性があるのはわかるけどね

破産者マップを作った人は、善意を主張していますが常人の感覚ではにわかに理解しがたいですね。

身近な困っている人を助けましょうなどとは、苦し紛れの主張にしか聞こえません。

あなたは身近に破産者がいると知って、援助をしようとか、配慮をしようと思いますか?

いちいち書きませんが、破産者マップなどというサイトにわざわざ見に行く人が何を考えているかと言えばほとんど興味本位ですからね。

一時間で230万PV集まったという話がそれを物語っています。

破産者マップの元データは、国が発行している官報の破産者データを利用しているのでしょう。

官報は誰でも閲覧できますが、だからと言って一般の人が普通に読むものではないですよね。

金融関係など専門の人ならともかく、普通は目にする機会もないでしょう。

だから、誰でも閲覧できるものを、わかりやすく表現しただけだという理屈で正当化できるものではありません。

人目につきにくいところに置いてある個人情報をわざわざ引っ張り出してばら撒いたのですから、倫理的にどうかと思います。

訴えられればプライバシーの侵害や、名誉毀損などで賠償の必要が出てくるかも知れません。

数百万回も閲覧されたのだったら、自宅周辺の人が見ている可能性は高いでしょう。

その見ている誰かが知人だったり、名前を覚えたりしたらどうでしょうか。

疑心暗鬼になって日々落ち着いて生活することが難しくなってしまいますね。

定期的に似たものは出てくる

実は私は破産者マップの以前にも似たようなサービスを見ました。

作者は日本の人ではなかったようですが…

官報データを整理してサイト化することに何のメリットがあるのかわかりませんが、掲載された人の気持ちや、反応は想像つかなかったのでしょうかね。

数日で閉鎖する羽目になるようなものは最初から作らなければよいと思うのですが、作者は本当にこれが人のためになるとでも思ったのか、私には謎です。

 

※追記

閉鎖の理由は炎上したからではなく、行政の指導があったからというのが一番有力なようです。

直近3年分の破産や再生に関して、住所・氏名などが公開されましたが、グーグルマップに立てられたピンの数は膨大で、債務整理を行う人が多いことがわかります。

それだけの人数のデータを打ち込んだということですが、その努力を別の方向に向けられなかったのかと思ってしまいますね。

 

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