2020年9月現在、パチスロは6号機への移行が大体完了しつつあり、夢のある5号機も残された数あともう僅かとなってしまいました。

5号機も始まりは絶望的でしたが、エウレカセブンが出たあたりから本格的に楽しくなってきました。
それで4号機を忘れられたと言えば嘘になる訳ですが、十分打ち込む価値があったことは確かです。
僕は今のところ6号機を打ち込みたいとは思わないのですが、またきっと楽しい時代がくると信じています。
さて、台のスペックと(僕の周辺の)ホールの設定状況があまり良くない現在、思う存分パチスロを楽しもうとするとお金がいくらあっても足りません。
普通の人は趣味やギャンブルにそこまでお金をかけないようにすると思いますが、僕はそれでは満足できませんでした。
僕はかなりのスロキチです。
流石に三重のオールナイトに遠征に行くほどではありませんが、休日になると朝の5時に目が覚めてそわそわし始めます。
それで開店時間に出撃するまで悶々としながら待機するわけです。
しかし、最近ではその情熱が薄くなってきました。
魅力的な台が減ってきたからです。
そんな僕がとった選択肢は…
家スロ!
家スロならば設置期限が切れたパチスロ台で遊ぶこともできます。
ただし、家スロは景品交換がなくても楽しめる真のスロ好きだけに許される選択肢。並のスロ好きではその恩恵を受けることができません。
加えて、騒音や置き場所など現実的な問題もけっこうあります。
そこで、今回は家スロを複数台経験した僕が、これから家スロを始めたい人が知りたいと思われるリアルについてお話していきましょう!

家スロの現実―デメリット
比較的知れ渡っていることから話しましょう。
音がうるさい
家スロを経験すると、なぜホールではあんなに爆音にしてあるのかわかる気がします。
機械音や金属音をかき消すためにも、メインの音を大きくしてるんでしょうね。
リール回転音
まずリール回転音。これはどの台でももれなくうるさいです。「キー」という甲高い音を発します。
ミニリールの台なら少しはマシかもしれませんが、機械が動いている以上音はします。
どれくらいうるさいかと言うと、鉄骨のマンションであちこちの部屋に響き渡るくらいです。
音が、というよりもはや振動が伝わっていたのかもしれません。
小さな役物でもそれなりの音がします。
今どきの台自体が振動するようなものだと地震が起きたと思われるかもしれませんね。
コイン払い出し音
コイン不要機があれば問題ありませんが、コインが払い出される音も大きいです。
大量のお金が金属の上に落ちてくることをイメージしてみてください。
僕はその音が気になって遊戯に集中できませんでした。
だから、次からはコイン不要機を取り付けました。
サウンド
また、存分にサウンドを楽しもうとするとスピーカーからの音も馬鹿になりません。
快適にサウンドを楽しみたいならば、イヤホンコンバーターを購入し、イヤホンを繋げば音に集中できますし、騒音も発生しません。
イヤホンコンバーターは台に対応したものを買う必要があります。
屋内ではストップボタンを押す音すら響きます。(パソコンのキーボードでも音はしますよね!)
集合住宅では、隣人に迷惑を与えないようにすることはかなり難しいと言えるでしょう。
すぐ飽きる
一般的によく言われていますが、景品交換ができない前提なのだから無理もありません。
脳汁が出ないのだから、ホールと同じ楽しみ方はできません。
私も最初はこの症状に陥りました。
しかし、対処法はあると思います。
少しでもゲームとして楽しめる台を選べばいいんです。
(以下完全主観)
完全告知機や、大量出玉が主な売りの台はホールだから生きるのであって、家で打っても興奮しません。
具体的な機種名は書きませんが、数字が揃うか揃わないかだけではイマイチ楽しむポイントが見つかりませんね。
さらに細かく言うと、A+ARTなどは意外とボーナス消化がダルく感じます。
たまに「7を狙え」がくると言っても基本は揃わないのですから、早く終われと思ってしまいます。
家スロでも熱くなってしまうのは、毎セット継続をかけた勝負があり、特に大事なのが自力感があることです。

ここで負ければまた退屈な通常時を回さねばならなくなる!
そう思うと自宅ながらレバーに力が入ってしまうのです。
そんな僕が家スロ至高の一台だと思うのが
モンスターハンター月下雷鳴

毎ゲーム祈るような気持ちでレバーを叩き、無事討伐できたときの達成感はゲームさながらです。
しかも通常時もけっこうおもしろいんだよね。
重たい
パチスロ台ってかなり重たいんです。
30キロ以上はあって、しかも形状的に持ちにくい。
今どきは業者の多数が配達を引き受けてくれないこともあって、購入しても家まで持ち運ぶまでが一苦労です。
しかも家に設置した後も動かそうとする度に力を使いますし、デカくて派手な見た目で、家庭内の美観を損ねることもあります。
飽きてあまり遊ばなくなった台がそこにあると、自分は何でこんな物を家に置いてるんだろう?と自問自答したくもなります。
処分するまでのことを考えると、実物が目の前にあるというのはそれだけで負担になる可能性があります。
家スロの現実―意外にもこうだった!
結局ホールに打ちに行く
店で遊ぶとお金がかかるからという理由で始めた家スロでしたが、家では高設定で遊んで、同じ台をホールに打ちに行くという流れができました。
結局、別腹だということですね。
家族は協力的
普段の家族との関係にもよりますが、僕の場合は外で遊んで散財されるよりは家で遊んでくれるほうが何倍もマシだったようです。正直すまん。
ボタンが劣化していく
大事に扱っているつもりでも、ボタンの反応が鈍くなることがあり、遊戯に支障をきたします。
きちんと動作する台を購入するのはもちろんですが、一度故障すると修理は困難だと考えて大切に扱う必要があります。

家スロのメリット
ここまでに挙げたデメリットをクリアすると、後は楽しいことしかありません。
思う存分に家スロライフを満喫しましょう!
無駄買いじゃんと思うかも知れませんが、お金が無い方にとってはむしろ安上がりな趣味になり得ます。
現に僕はモンハン月下を1万円で購入してずっと回してますから。

僕が思うに、家スロを楽しめるのは重度のスロキチで、なおかつスロット台そのものを純粋に楽しめる人だということです。
家に台を置いても良いと思える人であれば、一度ためしてみてはいかがでしょうか。