嘔吐恐怖症の辛さはハンパではない!?克服するには

嘔吐恐怖症の辛さはハンパではない!?克服するには

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※今回は嘔吐に関する話です。恐怖症を持っている人は文字でも見たくないと思うので閲覧には十分ご注意ください。一応気分を害することが無いよう、リアル過ぎる表現は避けているつもりです。

嘔吐恐怖症になった経緯

私がこれまで精神的に一番悩んできたことは嘔吐恐怖症だと思います。そしてこれからも、完全な克服など望めないと思っています。私の嘔吐ヘの恐怖はそれほど根深く、私の心の底から湧き上がる思いなのです。これまでブログに登場しなかったのはあまりにガチなテーマすぎて話として書こうという発想すら浮かばなかったからです。そう、嘔吐という字を見るのすら嫌(書くのはもっと嫌)なのは嘔吐恐怖症を持つ人のあるあるとも言えるのではないでしょうか。

私は物心ついた頃から吐くという行為と向き合うことができずに風邪のときでも我慢に我慢を重ねた結果、その場で吐くという行為しかしてこなかったせいで、嘔吐をコントロールするという経験がありません。また、小学校低学年の時に吐いたのを最後に30年近く吐き気を根性で我慢してきたぐらい吐くのが嫌で、どんなことがあろうとも吐くのは我慢します。恐らくノロウイルスにかかっても我慢すると思います(実際そういう人も居るらしい)。軽口ですが、吐くぐらいなら死ぬほうがいいなどと言っていた時期もありました。

もっとも親兄弟から見るとこの感覚は異様だったようです。私は自分が吐くのはもちろん無理ですが、人が吐くのを見たり、音を聞くのも同じくらい耐えられません。そのような現場に出くわしたらパニックになって逃げるかできる限りの防御体制をとってしまいます。ですので気分が悪い人の看病など無理です。吐きそうな人への気遣いなどできないので、このことでは軽蔑されたり、不思議に思われたりしてきました。

恐怖症とはこのように他人から見たら理解し難いものです。ですが、本人にとっては生きるか死ぬか、というくらい真剣な問題です。私は自分がいつ吐くかわからないのでご飯が食べられなくなってしまいました。また、万一吐きそうになったときに全力で我慢する体制に入れないから乗り物などの密室や、授業・テストなどの途中で抜けられない部屋にいることに過度の緊張をするようになりました。遠方にも行けなくなりました。緊張するうちに自分が恐れている吐き気を実際に感じ始めて(自分から恐れていることを実現している?)それに耐える日々になりました。

大人になってからも嘔吐恐怖症の大部分は変化ありませんが、日常生活は普通にできるようになり、精神が問題で体調が悪くなることは少なくなっていきました。

自分が吐かないのは当然 でも周りは吐く

本当の意味で日常を安定させるには他人の嘔吐に対する耐性をつけることが好ましいです。というのは、耐性が無いと深夜の電車や(酔っ払いがいるから)、飲み屋や、病院、子供が集まる場所(子供は大人と比べて前触れ無く吐くから)で落ち着いていることができません。これらの場所で挙動不審になっていては周りの人にも訝しがられてしまうでしょう。また、子供を持つと嘔吐の処理は必ずする機会があるはずです。酔っ払いの介抱をすることもあるかも知れませんね。そんなときに逃げ出すようでは周りから一人前の大人とは見てくれないのではないでしょうか。実際どうかわかりませんが、少なくとも私はそのように考え、気に病んでいました。

私などは塾講師をしていますので、生徒が吐くことはたまにあります。隣で教えている生徒が気分が悪い時などは内心では叫びだしたい気持ちなのですが、大人として逃げ出す訳にはいきません。その子が吐かないように出来る限り室温など環境を整えてその場を乗り切ります。それでずっとやってきたのですが、この間ついに生徒が目の前で吐き、掃除をすることになりました。そのときはもう別人になりきったつもりで処理をしました。掃除道具が無いのでティッシュで手づかみで片付け、笑顔で生徒に接しました。今思い出してもなぜそんなことができたのか不思議なのですが、一つ思い当たることがあります。

私は猫を飼っているのですが、猫はよく嘔吐します。猫の嘔吐は人間のそれとは違い、毛玉を吐き出す役目もあるので体調不良などではなく日常の行動の一つです。猫が吐くときは大きな音を出す前触れがあります。そして勢い良く吐きます。私は最初は猫が吐いたものを片付けるどころか、見るのも嫌だったのですが、あまりにしょっちゅう吐くので慣れてしまいました。吐いたものが単色だからあまり抵抗がないというのもあります。とにかく猫を通して嘔吐に少しは耐性がついたのではないかと思います。ですので、他人の嘔吐が怖くて悩んでいる方は猫や犬などペットを飼ってみられてはいかがでしょうか。

もっとも人は本当に切迫した場面では行動を切り替えられるのかも知れませんね。嘔吐物を片付けるしか選択肢が無いときは何とかして向き合うしかありません。自分のことに関しても、毒を飲んでしまって吐かなければ死ぬという状況を私はよく想像するのですが、そういうときなら迷い無く吐けるのかも知れない。ですが、本当の恐怖症ならそれもできない可能性もありますよね。死ぬ気でやれば何でもできるという根性論はどこまで通用するかわからないのでやはり自分の心と向き合ってどこまでできるかしっかり確かめておいたほうがよいと思います。

●ネット検索をしていたらこんなページを見つけました。嘔吐恐怖症の治療をしてくれるそうです。

嘔吐恐怖症の治療をします!!

日頃人には話せない悩みに対して何と痒いところに手が届くサービスでしょうか。しかし、音を聞く、映像を見る、嘔吐物を片付けるなど嘔吐恐怖症の人にはなかなかきつい課題をクリアする必要があります。やるにも勇気が必要ですね…

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