小さな頃の私が毒親に思っていたこと

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毒親

小さな私の願い

もし小さい頃に戻って母に何かお願いができるなら?

私は、私の声に耳を傾けて欲しい。

常に自分のことしか考えていない母は嫌だ。

雰囲気でわかる。

私が何を話しかけても上の空、心ここにあらず。

どうして私が母の心配をしないといけないの?

まだこの世界に生まれ落ちて間もないのに、なぜ何も与えられることなく母の世話をさせられるの?

まるで親と子の立場が逆転してしまったよう。

 

…過去の私になって昔を思い返してみました。

そのときの私はきっとそんなことを願っていたはず。

しかし、願ったところで私の声はかき消されて、願いが届くことは無いでしょう。

それどころか、私の心は踏みにじられました。

毒親は私に恐怖と安心を交互に与えて心を揺さぶり、私の心はそこで固まったようになってしまいました。

家庭という全てが狂った世界

自分を客観的に見ることのできない母は少しも美的感覚が無く、他人への接し方も独善的でズレまくりでした。

母の実家に行くたびに親戚のおばが美味しい料理を作ってくれて、優しくて、こんな家で暮らしたいと思いました。

同じ女性でもこうも違うのか、と思いました。

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まともな感覚を持ち合わせていない母とやり取りをすると、今思うとちょっとした違和感がありました。

なぜか、距離感が近すぎる気がして気持ち悪いのです。

しかし、そんな母のことを好きでいないといけないと思ってきました。

自分を愛してくれるのは母だけだ、母は私の太陽だ、そんな根拠のないことが気付けば頭に浮かぶようになってしまっていました。

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私は根本的なところでコントロールをされていたようです。

毒親が子供をコントロールをするために用いるのは暴力などではなく、恐怖と安心です。

子供をコントロールする親は直接手を下しません。

直接手を下すと証拠が残り、ばれてしまいます。

毒親はそんな馬鹿な真似はしません。

子供が自ら親に従順になるように仕向けるのです。

 

人は恐怖を感じると身がすくみ、安全にしがみつきますが、私は母から常に恐怖を与えられているようなものでした。

時折豹変する母の態度。

母が低い声で静かに話し始める時の声。

母が目をひんむいてキチガイみたいに笑うときの様子。

どれも幼い私には生命の危険を感じるものでした。

まともな人が取るような態度だったとは今も思えません。

 

そしてそうやって脅かした後は、優しくしてほっとさせるのです。

この安堵の瞬間が私にとって至福のときになってしまったのでした。

こんな不健全な喜びに価値を見出し始めた時点で、私の人生の歯車は狂い始めていたのでした。

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