現代で子供を持つことはどういうことか毒親育ちの私なりに考えてみる

現代で子供を持つことはどういうことか毒親育ちの私なりに考えてみる

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子供を持つことへの希望が見つからない

私も一人の大人として子供をつくることを考えることがありますが、どうにも気が進まない事情があります。

それは自分が毒親育ちだから子供をうまく育てる自信が無いのもそうですし、それから社会全体が複雑だということも挙げられます。現代社会で子育てをしようとすると障害が多く辛いことのほうが多い気がします。

また、子供の成長に合わせて適切な距離感を取れる人はいいと思いますが、私のような毒親育ちが深く考えずに子育てをすると、アダルトチルドレンを育てることになりそうです。

どんな育て方でも子供が健やかに育つことができるのならいいですが、私にそうさせることは難しいでしょう。なぜなら社会に適応できていない私が子供は社会に適合するように育てるという、教えられないことを教えるような羽目になるからです。「私にできないことを子供はできるように」というのは自分の夢を果たせなかった親が子供に夢を託すというのと全く変わらないと思います。一言で言えば立場をわきまえず無責任ということです。

しかも我が家は世帯収入がそんなに高くないので、このような状況で子供をつくること自体が子供への虐待になりそうです。かと言って、現状ありのままの状態で自由に育てるとそれはそれでかなりの確率で子供が苦しむことになると思います。私同様社会に適合できない子に育ったとして、それで社会に縛られずに飄々と生きていけるとは限らないでしょう。

以上が私の主観ですが、社会の実情についても考えてみました。

教育費がかかり過ぎる

最近の子供たちを取り巻く環境は私が子供だった頃とそう大きく違うとは思いませんが、私が子供の頃からあった傾向がさらに強くなっています。

それは世の中の流れ的に教育にお金をかけざるを得ないことです。

今の小学生は多くが学習塾に通っています。小学校によって差はありますが、中学受験をするという家庭の割合は高いです。そこで高額の学習塾費用と、私立の中学・高校の学費がかかってきます。

もし大学受験でトップの大学に入学したいのなら、幼少期からの教育が欠かせないでしょう。高校受験から頑張ればいいじゃないかと思われるかも知れませんが、内申点のシステムは優等生以外の生徒にとっては大変厳しいです。高校入試を受ける前から点差が開いてしまうのですから。こうなると元々からしっかりしていて優秀な生徒以外は公立トップ高校への進学は絶望的になってしまいます。

こうした高校受験を回避するための中学受験というのも今は多いです。高校生全体の大学への進学率は高く、多くの人が子供が小さな頃から何か手を打っている。このような中でのんびり過ごしていると、人の中にうずもれてしまいます。

本人がいくらやる気を出しても、環境が悪ければかなりのハンデになるでしょう。学校によって教育のレベルの差が大きいですから。

そして、大学に行くにはお金がかかります。何も医学部でなくとも、私立なら年間百万単位でかかってきます。お金が無いからと、子供に奨学金返済を背負わせるのも酷な話です。

大学も、失礼ながら行っても行かなくても変わらないような大学も多いでしょう。それなのに、なぜかみな大学まではきちんと卒業するのです。就職のため、みんなが行っているから…そういう理由でみなが大学まで行こうとするのはお金の無駄と言ってもいいと思います。みなで協力して社会のハードルを異様に上げてしまっている状況ができています。

教育費をかけない子育てができる人

ポリシーを持って自分の子供に生きる知恵を身につけさせられる人はいいなと思います。子供を育てられるほどの自己の経験があるわけですから。そのような人の子供はたとえ中卒だろうが、自力で生きていけるようになると思います。

社会の枠組みにとらわれないというのはとても強いです。それができないから私の親のように多くの人は教育に走るのだと思います。その過程で歪みが出てしまうことを省みずに。たとえ子供に勉強させるとしても、都度子供の意思は確認していく必要があると思います。

甘えたことを言っていれば叱るが、はっきりと考えを言ったときは認めてあげる。そして、子供が思い描く将来を最優先にしてあげるのがよいです。本来学歴なんて無くても生きていけるのですから、無理強いなんてする必要はありません。

親自身に子供を育てるキャパがあるのか?という問題

別に誰が子供をつくってもいいと思いますが、いざ自分のこととなると考えてしまいます。自分に子供ができたとして、どれだけかわいがってあげられるのか、もしかして自分の時間が無くなってしまったりしないだろうか。

こういうことを考えている時点で、私には子供を育てる資格が無いのではないかと思ってしまいます。まだ自分の人生に注力するのに必死で、子供のほうにまで目が向かないのです。

よく、子供みたいな大人が増えていると耳にしますが、私などはその典型なのではないかと思います。と言っても、行動は子供の頃と変わりましたので、マインドの問題です。大人として振舞うよりも、自分の世界を広げ、自分のしたいことをすることに意義を感じます。なぜそうなるのかは不明です。

ただ、責任ある立場というのは、それだけで不利な気がします。有名な人、権威に対して言いたい放題の世の中になってきているので、力のある大人というものに憧れがないのかもしれません。

でも、そんな私を子供が見たらどう思うでしょうか。きっと頼りなく、自分のことを考えてくれていないと感じると思います。そうなると、子供が大人になる頃には私は批判される立場になっていたとしてもおかしくありません。

結論としては、私には子供は必要ない

子供がほしいか、ほしくないか聞かれたら、どちらでもなく、私は今は必要ないと答えます。経済力に余裕があって、私の性格や考え方も安定して、子供を育てる方向性が見えたらほしいと思います。

実際には、子持ちの方でもそこまで考えている方というのはそう多くは無いのではないかと思います。ノリのような感じで子供をつくってしまった人も居るんじゃないかと。でもそういう人はそういう人で頑張って何とかなっていると思います。子育てにアレもコレも無いといけないというのであれば、原始時代はどうだったんだという話になってきますので。

でも、私は将来子供から恨まれたくない分、色々考えてしまうわけです。何せ、私自身が親に怒りの気持ちを抱えてきた歴史を持っていますから。妻にだけ懐いて、私は毛嫌いされるなんて、とても耐えられないですからね…こうして子供をつくらないことはある意味毒親家系の自然淘汰と言えるかもしれませんね。

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